オープンキャンパスページへ 資料請求ページへ お問い合わせページへ 見学相談ページへ

本学全体の最新情報をお届けしますお知らせ

大切なお知らせ

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
皆さまにとって豊かな一年になることをお祈り申しあげます。

 

2024年の残光がしだいに消えていき、無垢で無防備なキャンパスに、新年の光が、希望、夢、平和、地域貢献、生成変化など、幾筋もの光彩を放ちながら射し込んできました。

昨年を振り返ると、その元日に、大きな地震が能登半島を中心に起こり甚大な被害を及ぼしました。一年が経過しても奪われた日常が戻ってくることはなく、住民はつらい元日を迎えていると思います。私たちは「エンパシー」、「他者への想像力」をもって思いやり、一日も早い復興を祈っております。

 

世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナガザ地区での深刻な紛争はいまだに続き、平和の祭典といわれているパリのオリンピック・パラリンピックのさなかでも、市民、女性・子どもが犠牲になっているなど、多くの人命が失われています。

 

ボブ・ディラン(2016年・ノーベル文学賞)の「風に吹かれて」は「白鳩はどれだけの海を渡れば砂の上で休むことができるだろう、どれだけの砲弾が飛び交えば撃つことを止めることばできるのだろう・・・どのくらいの耳があれば人々の悲しみが聞こえるのだろう、どのくらいの人が死ねばあまりの多くの人々が死んだことに気づくのだろう」。と訴えています。

 

現在はVUCAの時代(予測困難な時代)、人新世の時代(人類がもたらした異常気象・自然災害など)と言われており、人間にとっての「生の普遍的視座」「生の準拠」が失われている時代でもあります。
そんな時代に学生たちは確かなものを求めて本校を選択しました。それに応えるべく、教員は誠心と熱量を注いで学生に向き合っています。

 

本校は保育・福祉・医療系の5学科と日本語学科、国際日本語学科の2学科を有している専門学校です。さらに、社会の要請により、付帯教育付属施設として鍼灸接骨院、保育園、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、フリースクールを運営しています。
2025年、こおりやま東都学園はさらなる進化をいたします。

 

その進化の一つが、「外延をもたない内包的な知は無意味である」フレーゲルの言葉にあるように、内包的な知(教育)に外延(研究)を加えた事です。そのため、教員の多くが学会に加入しました。それによって、外延であった研究も教育と共に内包されていくと思います。
多様な属性をもつ全国の学会員は、学会をリゾーム的に、多様に繋がるネットワークにつくっていくと期待しています。そこに学生も準会員として参加することにより、教員と学生は「主体―共主体」となり、学びが「より刺激的に、より能動的に」なっていくことと思います。

 

柔軟な知性と豊かな感性を持ち続け、学生のため、地域社会のため、に尽力することがこおりやま東都学園の存在理由なのです。

 

 

2025(令和7)年1月1日
学校法人こおりやま東都学園
郡山健康科学専門学校
学校長 渡辺 信英

<
一覧に戻る

ページのトップへ