10月31日(土)本校にて第10回日本生体応用計測研究会が、大会長:吉崎邦夫により103名の参加者を集めて開催されました。主催は日本生体応用計測研究会(会長:藤原孝之)、特別講演は、新潟医療福祉大学の大西秀明先生(教授)で「脳活動の検出と解析-脳磁図・近赤外線分光法・経頭蓋磁気刺激の応用-」というテーマで、随意運動や他動運動等のさいの脳の活動について分かりやすく講演していただきました。
教育講演では、女子栄養大学の香川雅春先生(准教授・本校非常勤講師)に「健康・スポーツ医科学における身体計測の応用」と題して、身体計測の目的と定義(何処をどのようにしてはかるのか)を明確にしないと正しいデータは得られないこと、そうして得られたデータが健康やスポーツの分野でどのように応用されるのか、やさしく丁寧に講演していただきました。一般演題は3題(うち2題は本校教員が発表)、学生演題は、本校の理学療法学科3年生が2題発表して盛大な拍手を受けました。何れも医療・介護・福祉の領域で生かせる萌芽を感じさせる立派な発表でした。
参加者の皆さんは、秋の半日、運動と脳の活動という基礎的な話題と患者・利用者の評価に欠かせない身体計測の大切さとその応用方法を学び、5題の発表からは、日常の仕事や勉学に役に立ついくつかのヒントを得て、別の意味で“実りの秋”を体感されて帰宅されたことと思います。