作業療法学科の3年次には、臨床実習に向け、日常生活動作演習という授業の中で模擬患者を設定した実技練習を行なっています。
見学実習などで少しずつ臨床場面(病院等の実際の現場のこと)で行なわれているリハビリテーションに触れる機会はありますが、まだまだ自分たちが対象とする方々の病態はイメージできない面があります。そこで、視聴覚教材を用いて疾患によってどんな体の動きになるのか、どういった身体的リスクがあるのかといった知識を身につけ、次に、模擬患者の状態を確認しながら、どのように評価・介入をしていくのかを学びます。
3年次の後期以降は、学習の場が臨床に移り、病院の中で作業療法士の先生方から直接ご指導をいただきます。自分が関わらせていただく対象者の方の「したい・する必要がある・することを望まれる」作業の回復に貢献できるように、まずは学校の実習室や機材を使用しながらしっかり準備をして、実習に望みます。