患者様に寄り添い「自分らしい生活」をサポート作業療法学科
4年課程(昼間)/定員24名(男女)/付与される称号:高度専門士
学科紹介
郡山健康科学専門学校の
作業療法学科が
選ばれるワケ
基本的動作から社会に適応するまでの能力を維持・改善し、
「その人らしい」生活の獲得に導くスペシャリストを養成します。
-
本校卒業の作業療法士の割合
(福島県)福島県内で最も歴史のある作業療法士養成校として、27年目を迎えます。病院からクリニックまで、幅広いフィールドで卒業生が活躍しています。
-
実習協力施設
福島県内の実習施設が豊富です!また、全国各地の施設と実習協力関係にあり、様々な領域や施設で実習することで実践力を養います。
-
学外の実習時間が豊富
医療機関や福祉施設での実習を経験することで、即戦力となれる人材育成に力を注いでいます。カリキュラムには1,000時間以上の実習時間が組まれており、世界作業療法士連盟(WFOT)の認定学科になっています。
-
少人数制での学習支援
気軽に教員に相談ができる環境を整えています。講義以外でも、時間と機会を設け、学習サポートを実施しています。
-
学年を超えた学習交流
学年を超えて、勉強の進め方や学校生活について情報共有ができる機会を設けています。
-
演習や実技の講義が充実
学内・学外での演習が豊富にあります。実技科目も多く取り入れ、技術を身につける環境を整えています。
-
地域社会貢献活動
(ボランティアなど)地域で開催されるボランティア活動などに参加し、社会性を育む機会を提供しています。
作業療法士の仕事って?
障がいの有無に関わらず、“したいこと(作業)ができる生活”は、誰もが望むことです。
作業療法士は、様々な理由から“したいこと(作業)ができない”方に対し、
その実現を支援する専門職です。
大切なことは、自分自身の生活を大切に思えることです。
こんな人におすすめ!
#人と話をするのが好き
#音楽や料理などいろんなことに興味がある
#コツコツと努力できる
#一緒にいて楽しいと言われる
#観察力がある
卒業後の主な就職分野
-
● 医療分野
- ・総合病院
- ・クリニック
- ・訪問看護ステーション
- など
ケガや病気などで障がいのある方のリハビリテーションを行います。
-
● 障がい福祉分野
- ・児童発達支援センター
- ・放課後等デイサービス事業所
- ・就労移行支援事業所
- など
他業種と協働し、子どもたちの発達と環境の課題、また、その後の就労に対し支援します。
-
● 老人福祉・介護分野
- ・介護老人保健施設
- ・特別養護老人ホーム
- ・デイケアセンター
- など
その人らしい自立的な在宅環境を整え、安心して地域生活が送れるように支援します。
-
● 労働分野
- ・ハローワーク
- ・就業/生活支援センター
- など
障がいを持つ人が働きやすい環境作りを支援し、障がい者雇用の現場を支えます。
-
● 保健分野
- ・保健所
- ・地域包括支援センター
- ・地方自治体
- など
周産期から高齢者まで、運動やコミュニケーションを促し、地域の方々の健康増進を支援します。
他にも
●教育分野…障がいのある子どもを支援する、特別支援学校 | 教育委員会 など
●司法分野…受刑者が自分と向き合う支援をする、刑務所 | 保護観察所 など
-
►作業療法士へのステップ
-
►取得できる称号
高度専門士
※高度専門士には大学卒業者と同様に「大学院入学資格」が与えられ、「修士」さらに「博士」の学位取得への道が開かれます。 -
►めざす資格
作業療法士国家資格※
※厚生労働大臣指定の作業療法士養成校である本校では、卒業と同時に作業療法士国家試験の受験資格が取得できます。 -
►受験し合格することで取得できる資格
福祉住環境コーディネーター
学科DATA
2023度(2024年3月卒業生)
- 専門職就職率
- 100%求人倍率:199.8倍
2023年度(2024年3月卒業生)
- 作業療法士
国家試験合格率 - 92.3%全国平均合格率84.4%
卒業生就職先例※一部抜粋、敬称略、順不同
- 公益財団法人湯浅報恩会 寿泉堂綜合病院
- 福島医療生活協同組合 医療生協わたり病院
- 公益財団法人 会田病院
- 公益財団法人磐城済世会 松村総合病院
- 一般財団法人温知会 会津中央病院
- 一般財団法人太田綜合病院附属 太田熱海病院
2023年度就職状況(分野)
カリキュラム
※一部抜粋-
1年次社会人としての教養※を身につけ、医療人としての基礎医学知識を学びます
-
[1] 教員同行型施設見学で利用者様や職員などの実際を学びます。 [2] 学年を超えたグループ活動の中で、学生生活や日々の学習、試験などの相談ができます。
-
2年次作業療法の専門知識と技術を学びます
-
[1] 医学科目の学習も学科教員が全力でサポートします。 [2] 様々な技術は「見て」「考え」「やってみる」のステップで学びます。
-
3年次“根拠ある”作業療法の知識と技術、そして実践力を身につけます
-
[1] 実習指導者や卒業生(非常勤講師)による実践的な講義と演習を取り入れています。 [2] 放課後などの時間でも教員が授業や実技の復習に関わり、サポートします。
-
4年次臨床実習を中心に実践的な考え方を学びます
-
[1] クリニカル・クラークシップ(作業療法参加型実習)を基盤とし、実践に即した考え方やスキルを深めます。 [2] 多くの実習施設で本校の卒業生が実習指導者となっていますので、学校と連携した実習が可能です。
[作業療法評価学Ⅲ]
この授業では、積み木やボールなど様々な物品を使用し、障がいを持つ方の日常生活における動作のレベルを評価・測定する方法を学びます。障がいを持つ人が置かれている状況により関わり方も千差万別で、多様な対応ができる人材を育てるべく、数多くの評価・測定方法を学びます。
①②現場で使われている道具や器具を使用し、知識・技術を身につけます。
③④グループでの演習を数多く取り入れながら実践的に学びます。
作業療法学科 教員紹介
たかの しんいち高野 真一
- 資格、学位等
- 作業療法士
- 担当科目
- 末梢神経系作業療法学/義肢装具学/運動学Ⅱ/作業療法演習
臨床現場の面白さを伝えます
当校を卒業後、県内の病院に勤務し、山間部を中心に訪問リハビリテーションや施設の通所サービスに携わってきました。知識技術だけでなく、実際に働く(臨床現場の)面白さを伝え、「やっぱり作業療法士になりたい!」を持ち続けながら勉学に励めるよう支援できればと思っています。
たかの しんいち高野 真一
- 資格、学位等
- 作業療法士
- 担当科目
- 末梢神経系作業療法学/義肢装具学/運動学Ⅱ/作業療法演習
臨床現場の面白さを伝えます
当校を卒業後、県内の病院に勤務し、山間部を中心に訪問リハビリテーションや施設の通所サービスに携わってきました。知識技術だけでなく、実際に働く(臨床現場の)面白さを伝え、「やっぱり作業療法士になりたい!」を持ち続けながら勉学に励めるよう支援できればと思っています。
たかの しんいち高野 真一
- 担当科目
- 末梢神経系作業療法学/義肢装具学/運動学Ⅱ/作業療法演習
作業療法士
臨床現場の面白さを伝えます
当校を卒業後、県内の病院に勤務し、山間部を中心に訪問リハビリテーションや施設の通所サービスに携わってきました。知識技術だけでなく、実際に働く(臨床現場の)面白さを伝え、「やっぱり作業療法士になりたい!」を持ち続けながら勉学に励めるよう支援できればと思っています。
はがわ たかゆき羽川 孝幸
- 担当科目
- 精神科作業療法治療学/作業療法概論/作業療法評価学Ⅰ/作業療法研究法Ⅰ・Ⅱ/障がい者スポーツ/作業療法評価演習 など
作業療法士/修士(情報学)/障がい者スポーツ指導員
対象者の気持ちを考えた実践を
臨床では精神障害の方の支援を行ってきました。人との関わりは専門知識の習得だけではうまくいきません。対象者の気持ちや考えを汲んだ実践ができるように、一緒に考えていきましょう。
うすい しゅんすけ薄井 俊介
- 担当科目
- 福祉住環境論/レクリエーション/医療倫理・職業倫理/作業療法管理学 など
作業療法士/修士(学術)/福祉住環境コーディネーター2級
楽しさを伝え、生活を考える
社会人を経験してから作業療法士を目指し、身体障害、老年期、精神障害と経験を重ね、教育の場に入りました。学生に作業療法の楽しさを伝え、対象者の生活を考えることのできる人材を育てたいと考えています。また作業療法士としての卒後教育、生涯教育にも注力します。
うすい じゅんこ薄井 純子
- 担当科目
- 運動学Ⅰ/リハビリテーション医学/レクリエーション/基礎作業療法学/中枢神経系作業療法学/作業療法評価学Ⅲ/老年学
作業療法士/修士(学術)
医療現場での笑顔と「ありがとう!」のために
先が見えずに不安や苦しさを抱えた患者さんの思いを受け止め、一緒に前を向いてリハビリを続けていくと、いつのまにか患者さんの笑顔がみえてきます。その笑顔と退院時の「ありがとう!」の言葉をいただけたとき、本当にこの仕事に携われてよかったと感じます。作業療法士として働く喜びを学生に伝えていきたいと思います。
うちしば ゆうき内柴 佑基
- 担当科目
- 解剖学Ⅱ/老年学/内部障害学/作業療法評価学Ⅱ,Ⅲ/内部障害作業療法学/老年期作業療法学/高次脳機能治療学 など
作業療法士/修士(障害科学)/認定作業療法士/認知症ケア専門士
感謝の言葉をいただける作業療法士に
臨床では、身体障害や老年期を中心として経験しました。
作業療法士という仕事は、対象者の人生や生活に寄り添い、支援することが大事だと感じております。
感謝の言葉をいただける作業療法士になれるように、一緒に学びましょう。
たなか きぬよ田中 絹代
- 担当科目
- 発達障害作業療法学/地域作業療法学/人間発達学/小児科学/生理学Ⅱ など
作業療法士/修士(開発学)
視野の広い作業療法士の育成を
日本では肢体不自由児施設に勤務、マレーシアでは国際協力機構(JICA)やNGOに所属し、地域リハビリテーション(CBR)や障がい児に携わっていました。障害を持った子どもだけでなく、家族支援や地域社会支援まで視野に入れた作業療法士の育成を目指しています。
作業療法学科
リハビリの目標は十人十色。
一人ひとりの物語に
寄り添える存在になりたい。
相楽 優菜さん2015年度卒業
勤務先
医療法人社団三成会 南東北春日リハビリテーション病院
私が担当しているのは脳血管疾患や脊椎損傷などの治療を終えた回復期の方たちです。食事をする、お風呂に入るなどの生活行為を中心にリハビリを行なっています。リハビリは、患者様が自主的に取り組むことで初めて回復につながります。だからこそ、その患者様にとって最善のリハビリ方法を一緒に考え、前向きな気持ちで取り組めるよう支援しています。「今日はこれができるようになった」「昨日よりも上手にできた」など、患者様のできることに目を向けて声を掛けるようにしています。
今の病院では、1人の作業療法士が1人の患者様を長く担当します。入院中の患者様だけでなく、退所後も継続して通院する方も多いので、回復していく過程を長く見届けられるのが嬉しいですね。元々、子どもに関わる仕事もやりたいと思っていたので、いつか小児リハビリにも携われるようになりたいと思っています。
作業療法士の仕事は、元通りに身体を動かせるようにすることではありません。リハビリの目標は人によって異なります。ただ「歩けるようになる」ではなく「歩けるようになって畑仕事に戻り、採れた野菜を孫たちにふるまいたい」とか、「手が動かせるようになる」ではなく「以前のように包丁を握って料理がしたい」というように、一人ひとりに“目標=物語”があります。それに寄り添える作業療法士になりたいですね。