11月24日(金)に、村井千賀先生をお招きし、作業療法学科の学生を対象とした特別講義を行いました。
村井千賀先生は、石川県立高松病院で臨床に従事されているほか、日本作業療法士協会の理事も務めており、作業療法士で知らない者はいないという、大変著名な先生です。
厚生労働省に勤務された経歴もお持ちで、前回の介護報酬改定で「生活行為向上リハビリテーション加算」の創設に尽力され、作業療法士ならびに作業療法の価値を高めることにも貢献していただきました。
今回は「作業療法のこれまでと未来」と題した講演では、平易な言葉でユーモアを交えながら伝えていただき、笑いの絶えない特別講義となりました。一方、質の高い内容と資料は、これからの作業療法士の仕事を示唆するには十分すぎる内容であり、我々教員一同は保健医療福祉全体のシステムとパラダイムの移行に対応できる自身の臨床・マネジメント技術の向上とともに、将来を担う学生教育についても大急ぎで対応する責務を痛感しました。
これからの保健医療福祉は大きく変わっていきそうです。しかし、作業療法士には専門性を発揮するためへの追い風が吹いており、「可能性について挑戦する作業療法」がますます存在感を高めていくと考えております。
お忙しい中ご講演いただいた村井千賀先生に、この場を借りまして厚く御礼申しあげます。