私が介護福祉士をめざしたのは小学6年生の時です。幼い頃から一緒に過ごし、大好きだった祖母の介護が必要になり、それを近くで見ていたことがきっかけでした。
現在働いている養護老人ホームには、自分で買い物や食事に出かけることができるほど元気な方から、認知症などの介護が必要な方まで、幅広い方が入所されています。また、経済的な理由や虐待を受けた方など、事情を抱えて入所している方もたくさんいます。元気な方には納得してもらえるまでお話を聞く、体が不自由な方には理学療法士の指導を基に個別のリハビリを行うなど、利用者様一人ひとりの立場に合わせた生活支援を心掛けています。74名の利用者様の好みや性格、状態などを把握するのは大変ですが、長いお付き合いの中で細かな変化に気づけるようになり、信頼関係も徐々に築けてきたように感じます。「ここにきて良かったよ」「ありがとう」と言葉を掛けられる度に、この仕事をやっていて良かったと思います。
様々な施設の実習で、いろんな人を見ることができた経験や、自分で考えることを重視した専門学校での学びが、今の仕事でも多くの場面で役立っています。また、同じ目標を持ち同じ道に進んだ学生時代の仲間たちは、今でも良き相談相手であり、切磋琢磨できる存在です。
利用者様の目線に立って、
一人ひとりに合わせた生活支援を
心掛けています。
2016年度卒業
富山 優妃さん
[勤務先]社会福祉法人郡山清和救護園 養護老人ホーム 希望ヶ丘ホーム