現在は急性期のリハビリテーションや入院・外来の患者様への介入、栄養士とタッグを組んで血糖コントロールや運動指導などを行なっています。この職場を選んだ理由は、患者様にとって最初に関わるセラピストになれるから。手術後、最初のリハビリに携わるセラピストの印象が悪いと、リハビリに対しても一生悪いイメージが残ってしまうかもしれません。それだけ責任もやりがいも大きい仕事です。たとえば以前、まだ40代で脳血管疾患にかかった患者様を担当したことがありました。ご自身も覚えていない集中治療室に入っていた時期からリハビリをスタート。障がいが残るかもしれないと懸念されていましたが、入院中や退院後も懸命なリハビリを続けた結果、車の運転や仕事復帰ができるほどに回復されたんです。本当に嬉しくて抱き合って喜んだのを覚えています。リハビリテーションの重要性や素晴らしさを改めて実感できました。
郡山健康科学専門学校での思い出はたくさんありますが、中でも客観的な臨床能力を問われるOSCE試験でクラス全員が不合格になったのが印象に残っていますね(笑)。でもその時の経験が、臨床での評価やリスク管理など、今の仕事に活かされていますし、常に学び続ける姿勢も学生時代に身につきました。結果的に全員が国家試験に合格できました。今でも交流が続く仲間と出会えたことは私にとって大きな宝物です。
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